Oculus Quest2用の接眼パーツをレビュー
リコールで無償交換してもらった接眼パーツを取り付けてみた
Oculus Quest2でリコール対象となっている、接眼パーツが届いたのでレビューしてみたいと思います。リコール対象となっているのは、2021年1月4日以前に製造されたヘッドセットで、現在発売されている製品は、対象外だと思いますので、詳しくは下記リンクの公式サイトでお調べ下さい。
リコールされた理由は、ヘッドセットのスポンジ部分が、皮膚炎を起こす可能性があるという事でした。私は皮膚炎にまではなりませんでしたが、確かに着けると何か痒みというか、チクチクとむず痒い感じがして、正直あまり好みではありませんでした。
そもそも標準でついているカバーは、圧迫がきつくて長時間着けているのが辛いんですよね。スポンジ部分も固めなので、今回無償で交換パーツが貰えるという事で、ありがたく申請させていただきました。その交換パーツが約1ヵ月ほどかかりましたが、ようやく届いたのでレビューしていこうと思います。
⇒Oculus Quest2 接眼パーツに関する通知(公式サイト)
交換した接眼パーツの開封レビュー
それでは開封していきましょう。発送元は、カリフォルニア州メンローパークと言う所にあるFacebook本社になっていました。
到着日数ですが、初期に申請した方だと比較的早めに届いたらしいのですが、私はかなり遅れて申請したので1か月くらいかかりました。申請が殺到していて順次対応しているのと、コロナ渦の影響で海外からの輸送が遅れているのも原因らしいです。
開けるとしっかりとしたプラスチックの箱が出てきました。
プラスチックの箱を開けると、本体に取り付けるパーツ、VRカバーが2つ出てきました。VRカバーは同じ物が2つだと最初思ったのですが、よく見ると厚みが違っていました。1つは、1.5cmもう一つは2cmの厚みがあります。
VRカバーは合皮製で、中に綿のクッションが入っていて、触るとフカフカで柔らかいです。
オリジナルの接眼パーツはスポンジ製で、汗は吸い取ってくれますが固くて圧迫感があります。接眼パーツは真っ直ぐ上に引っ張ると取り外す事が出来ます。
こちらが送られてきた新しい接眼パーツで、標準の物と比べると鼻の部分にシリコンカバーが付いているので光漏れ対策が施されています。取り付けは、真っ直ぐ押し込みカチっと音がしたらOKです。
取り付けた接眼パーツに、VRカバーを貼り付けます。VRカバーは厚みが違うので、好みのタイプを選んで取り付けていきます。
取り付けはマジックテープのようになっているので、位置を合わせながらVRカバーを貼り付けていきます。
簡単に取り付ける事ができました。マジックテープの固定でもしっかりとしていて、外れそうな気配はありません。
交換した接眼パーツの良い点、悪い点
交換した接眼パーツの良かった点- 無料
買うと3000円前後するパーツを無償交換してもらえるので、かなりありがたいですね。到着まで日数がかかりましたが、無事届いたので良しとしましょう。
- つけ心地が良い
今までの接眼バーツと比べると、圧迫感が軽減されていて、長時間着けても痛みが少ないです。クッションが柔らかいとここまで着け心地が変わるものかと、ちょっと感動してしまいました。
個人的には、Oculus GOの接眼パーツが優しい着け心地で一番好きなのですが、今回のは初期のOculus Quest2用の接眼パーツと、Oculus GOの接眼パーツの中間位の着け心地で、程よいフィット感とクッション性があり着け心地が良かったです。とりあえずVR動画を見ている、30分~1時間程度の使用では、不快な感じはありませんでした。
- 鼻のシリコンカバーで光漏れが軽減
標準の接眼パーツには無かった鼻の部分のシリコンが、光の漏れを軽減してくれています。完全に光をシャットアウトとまではいきませんが、今までより密閉感と没入感が少しアップしたように感じています。
交換した接眼パーツの悪かった点
- 合皮なので汗を吸い取ってくれない
今は全然快適ですが、夏場などは合皮だと汗をかいた時に吸い取ってくれないので、不快に感じるかもしれません。
- 眼鏡の使用が厳しい
2種類ある接眼パーツを二つとも試してみましたが、どちらも眼鏡を付けて見るのはスペース的に厳しかったです。ですので、眼鏡使用の場合は、このままで使用するのはちょっと無理があるなと感じています。
しかしよく調べてみますと、こちらのパーツを販売しているメーカーに眼鏡スペーサーが売られている事が分かりました。国内で同じ物が販売されているのかは分かりませんが、9ドルほどで販売されているので、注文してみるのも良いかもしれません。ただし海外サイトなので若干面倒ではあります。