フレッシュライト Flight（フライト）　レビュー

久々にフレッシュライトの新作が発売されて、取り扱い店も増えてきましたね。新作のフライトは従来のサイズより小型に設計されていて、フレラ缶タイプとコンセプトが似ています。フレッシュライトは日本でも人気が出たため、日本人にも合うサイズを作ろうと思ったのかは分かりませんが、バリエーションが増えたのは良い事ですね。

フライトはケースが付属しているので、内部樹脂とケースを別々に購入しなくても良いのもありがたいと思います。ただケースが小さいと、TENGAのフリップライトのように中がきつくなり過ぎたりしないかな？という不安は若干します。フライトのケースって心なしかドットデザインがフリップライトと似ていますし、ひょっとしてフレッシュライト社はTENGAを意識しているのでしょうか。

ケースに入れた状態で持ってみますと正に懐中電灯のサイズで、重さもかなり軽くなっています。従来のサイズは懐中電灯と呼ぶにはちょっと無理があったので、こちらの方がカモフラージュはしやすそうです。ただちょっと上蓋が開けづらいですね。慣れるまで四苦八苦してしまいました。

内部樹脂はクリアタイプで、従来のフレッシュライトシリーズに使われている物と同じ質感と感触の素材が使用されています。サイズが小さくなったとはいえ、18ｃｍもあるので国産ホールの中だとまだ大型の部類に入るでしょうね。内部構造は覗き込んだ状態では分かりにくいですが、手前に小さなイボがあり奥には比較的長めの突起状のイボが配置されています。

入り口は丸くてすり鉢状になっていて、大きさの割には入れやすい穴です。ペニスと素材にローションを馴染ませて、ゆっくりと押し込むとヌルヌルと入っていきます。内部はやはりきついですが、きつ過ぎて入らないというほどではありません。キツ系にありがちな押し返してくるような反発感もないですし、難なくペニスを根元まで挿入させる事が出来ました。

底蓋は本家と同じく開閉出来るようになっていて、バキューム力の調整が可能です。最初に蓋を締め切って試してみると、押し込む事は出来てもペニスが思いっきり引っ張られてしまって全く動きません。ストローク不可能な位の強烈なバキューム力なので少し緩めてやると、バキュームが弱まり何とか動かす事が可能になりました。

半開状態でも良いのですが、底蓋がカタカタ鳴るのが気になったので思い切って底蓋を外してみると、凄く動かしやすくなりました。私は底蓋は外した状態が一番滑らかに動かせて好きですね。内部のイボは全然痛さも無いですし、ゴツゴツもしていませんし、やはり素材力なのでしょうか、キツ系という事もあってみるみる射精感がこみ上げてきます。最後は中出しフィニッシュしましたが、キツ系にありがちな射精時の変な圧迫感も無く、実に気持ち良いフィニッシュを迎える事が出来ました。

フレッシュライトが好きな方はまったり好きで、長時間楽しめるタイプのを好まれると思うので、そういう意味では賛否両論ありそうですが、個人的にはこのフライトはアリだと思いました。私もユル系が好きですが、ユル系ばかり使っていると、たまはにキツ系も使ってみたくなるんですよね。甘い物ばかり食べていたら、辛い物も食べたくなるみたいな。そういう時にユル系の対極にある一本として置いておきたいと思えたホールでした。正直キツ系で使えるホールが現状少ないので、貴重な存在にも思えたりします。

メンテナンスはサイズが小さくなったので裏返しやすいです。裏返しやすいと洗浄も楽なので、従来のサイズよりはかなりメンテナンスは楽ですね。後はもう少し価格もコンパクトなら、なお良かったのにと思います。ケース付とはいえ4000円代という価格は、普通サイズのフレッシュライトの樹脂素材部分と値段がそんなに変わらないですしね。そこだけがちょっと残念でした。