名器の品格　絵色千佳　レビュー

名器の品格が登場して５年。ＮＬＳさんのレビューを読んで思わずもうそんなにたつのかと驚いてしまいました。ヒダとかイボが主流だった当時のオナホールに、見たこともないような複雑な構造の無次元加工が登場した時の衝撃は今でも記憶に新しいです。あれから５年の月日がたち、今ではすっかり無次元加工が主流となりましたね。５年前に誕生した無次元加工の元祖である名器の品格は、５年たった今でもこれを越えるホールは中々存在しない思えるくらいの完成度を誇り、特別な存在感を持って今もなお支持され続けています。

そんな名器の品格に続編が登場したということで、これは期待したいですね。でも正直な気持ちは、既に続編のような名器の証明シリーズが沢山発売されてるので、続編と言われても証明シリーズと似たり寄ったりではないの？という気がしないでもありません。しかし名器の品格という名をつける以上、メーカー側の自信のような物もうかがえますし、どういった出来栄えなっているのか、名器の品格のエッセンスはきっちりと受け継がれているのかを、実際に確かめてみたいと思います。

素材は、名器の品格と同じ素材でとても柔らかくふんわりとした素材です。匂いも品格と同じで粘土臭が強く、触った手がギラギラするくらいのオイルブリードもあります。持った感じは重量感がありますが、ストロークは普通に出来そうな位の重さです。さすが6000円オーバーのホールだけあって、肉厚は申し分ないです。

入り口はリアルな造形ですが、穴としては1ｃｍにも満たない小さな穴です。早速挿入してみると、柔らかい入り口が優しく広がって、狭い入り口ながら挿入は楽に出来ました。内部は無次元加工なのですが、特徴的なのが大きな「のどちんこ」のような突起が入り口付近に待ち構えています。

挿入感ですが、もっと無次元らしいかき分けるような感触を期待していたのですが、ワインディングしているせいか入り口のコブと奥のワインディングのコブを通過する時に、やや大味なコツコツとした感触がメインになっています。内部の壁もザラザラが少なくて、何だかつるんとした感触です。穴はど真ん中というより上に厚みがあり、下はそれに対してやや薄いかなと感じました。

ストロークすると、緩いせいか刺激が弱く非常にまったりとしています。さすがに柔らかい素材と申し分ない肉厚なので、気持ち良いのは気持ち良いのですが、期待していた名器の品格のような掻き分ける感触や、ジワジワこみ上げてくるような気持ち良さでは無かったです。個人的にはワインディング色を強くし過ぎたかなという感がありました。

普通のホールの評価で言えば、気持ち良さは軽く合格ラインに到達しているとは思いますが、このホールは6000円オーバーと非常に高額なホールです。やはりこれだけの価格のホールだと、普通に気持ち良いじゃなくて、ずば抜けて気持ち良くないと、割りに合わない気がしますね。今は安くてもこれくらい肉厚なホールも沢山ありますし。せめて4000円代くらいだったら評価も出来たのですが、価格面と品格の後継機という点を合わせて考えますと、やや物足りなかったです。そのため、コスパは低めにさせていただきました。

耐久性は、品格くらいの耐久性はあるのではないでしょうか。入り口も広げたり伸ばしたりした割には無傷でしたし、丁寧に扱えば問題なく繰り返し使えると思います。ただ、裏返すのは内部の複雑さから考えても素材に負担がかかりすぎますので、止めておいた方が良さそうです。

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