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エアーダッチ総合

KUU-FACE[くうフェイス] |レビュー

エアーダッチ専用ペーパークラフトマスク

Gプロジェクト製、エアーダッチ用のフェイスマスク。ペーパークラフトで作るフェイスは、どんなエアーダッチの頭部にでも取り付けが可能となっている。パーツは4つに分かれていて、それぞれ継ぎ合わせて一つのフェイスが完成するようになっている。
KUU-FACE[くうフェイス]の画像
販売店
メーカー Gプロジェクト 価格 税込み1,300円前後~
種類 エアーダッチ

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2012年、人気絶頂だったエアーダッチ、ラブボディシリーズのライバルとして彗星のように現れた宇佐羽えあというエアーダッチがあります。ラブボディーシリーズより一回り小さくて扱いやすく、可愛らしいイメージキャラクターと共に大ヒット作となりました。

宇佐羽えあが優れていた点は、カスタマイズのアイテムが沢山用意されていた点にあります。顔をカスタマイズ出来るえあますくは、それまでただの丸い形状だけだったエアーダッチに、顔を持たせることでカスタマイズの可能性を増やしてくれ、より多くのユーザーに新たな楽しみを与えてくれた製品となりました。

しかし、人気絶頂でシリーズ化していけばラブボディーシリーズに並ぶヒットシリーズになると思われた時、突如としてメーカーのTokyo Libidoの活動が停止してしまいます。

私は業界の事は分かりませんが、何か大人の事情があったのかもしれません。これからどれだけ発展していくのだろうと期待が大きかったシリーズだけに、開発がストップしてしまったのはとても残念でした。

それでも、製品自体は細々と販売され続けていたのですが、2019年現在ではどの店でも、えあますくは販売終了となっており、在庫が僅かに残っている店でも無くなれば消えてしまう運命となってしまいました。素晴らしい製品で、まだまだ需要があるだけにとても惜しまれますね。

しかし、無くなっていく物があれば、当然その空席を狙う者が現れるのも世の道理であり、ライバルメーカー達が続々とエアーマスク市場に殴りこみをかけてきたのです。やはり、エアーマスク自体は、まだまだ需要が見込めるというのが業界全体の総意なんでしょうね。

まずは、一番のライバルでエアーダッチの全盛期を共に戦ったメーカー、ラブボディシリーズのエーワンが、リアル路線のマスクふぇありーふぇいすを発売します。アニメ路線のえあますくと違って、非常にリアルなマスクなので、新しい層を開拓出来るかもしれませんね。

続いて、インサートピローシリーズをヒットさせたタマトイズが、エアーダッチの制覇も狙いエンジェリックドールエアをマスクと同時に発売を始めます。エアーダッチに関してはダークホース的なメーカーですが、らしいと言いますか、ちゃっかりしてると言いますか、えあますくそっくりに仕上げてきました(笑)労せずして、えあますく難民をかっさらって行こうとういう皮算用なんでしょうか。

そして、万を辞して現在エアーダッチで最も売れていると思われる、くうドールシリーズのGプロジェクトから、エアーダッチ用のマスクがついに発売されました。


虎視眈々とえあますくの後釜を狙う3メーカー

実力派メーカーのGプロジェクトなので、どんなすごいマスクを作ったのだろうと思って見ていたら、ペーパークラフトマスクらしいです!

いやいや「紙て」

まぁ三者三様のコンセプトで面白いちゃー面白いんですが・・。紙で出来たマスクは果たして耐久性や使用面で問題ないのでしょうか?実力派メーカーGプロジェクトだけに何か秘作があるに違いないと思いたいです。早速取り寄せてみたので、実用に耐えうる物なのか、じっくりと試してみたいと思います。



KUU-FACE[くうフェイス]を開封

くうフェイスは、A4サイズで01:恥じらい、02:にっこり、03:トロ顔、04:ダメッ!の4種類が発売されました。

説明書とパーツの紙が2枚入っています。

詳しい説明書がついていましたが、なるほど、分からんという感じで、取り付け位置だけ確認したら後は一切見ずに作りました。説明書読むのが苦手なんですよね。

マスクを固定させる為のゴムも付属していました。


KUU-FACE[くうフェイス]の組み立て

ミシン目に沿ってパーツを取り外していきます。紙の厚さは触った感じでは、大体ティッシュボックスの外箱位の厚さに感じました。

4つのパーツを切り離しました。ここまでは簡単なんですが・・。

プラモデルは勿論、ペーパークラフトとかやった事無い私には、予想していたより遥かに難しい作業が待ち受けていました。

切れ込みを噛み合わせていくんですが、中々上手く噛み合ってくれず苦戦しました。一つ噛み合ったら、テープで固定してを繰り返しようやくコツらしきものが見えてきた感じです。

パッケージの写真だと継ぎ目が全く見えないのですが、実際はこれ位のブラックジャック並の継ぎ目が出てしまいました。下手だからなんでしょうか・・・。

鼻筋に沿って織り込んでいるので、平坦ではなく、ぷっくりと膨らんで立体的になっています。

上部のパーツも取り付けます。しっかりとセロテープで補強していきます。

継ぎ目がおかしくないか確認しながら上部も無事つきました。

両耳も取り付けていきます。この部分も上手く合わせるのが難しくて時間がすごくかかりました。

裏面はどうせ見えないし、と思いセロテープを使いまくりました。

ようやく一つ目が完成です。一つ目と言う事もあって、1時間もかかってしまいました。器用な方ならもっと早く出来ると思います。

継ぎ目は顔の横側にも付きます。これだけ継ぎ目が見えたら目立つと思うかもしれませんが、ちょうど髪の毛で隠れたりして、意外と私は気になりませんでした。

反対側の継ぎ目も外れていないか確認します。

最後のゴムを通して完成です。

一つ作るのに1時間もかかったので、後3つもこれを作るのかと心が折れそうにもなりましたが、だんだん慣れてきたせいか、最後一つは30分位で組み立てる事が出来ました。


KUU-FACE[くうフェイス] 01. 恥じらい つかこ


完成したので、さっそくくうドール3に装着してみます。どんなドールにでも取り付け可能と言うだけあって、簡単にはめる事ができました。

後ろはゴムでとまっているだけですが、これでもズレたりする事が無かったです。インナーマスクもいらないので、組み立ては時間がかかりましたが、取り付けは1分かからずにつきました。

同時発売のくうヘアーも取り寄せたので、取り付けて見る事にしました。

くうヘアーの品質ですが、正直言って値段の割にはあまり良くない印象です。固体差なのかもしれませんが、すごく毛に癖がついていて、うねっているのでブラッシングしても中々まとまりません。

パッケージの写真のようなスタイリングにしたかったですが、とても無理そうでした・・・。

抜け毛もそれなりにあるので、この品質だったら正直amazonで1000円位で売られている安いウイッグと大差ないかなと思ってしまいました。


装着したウイッグ KUU-HAIR[くうヘアー] 01. ブラウンワンカールボブ つかこ
販売店
価格 税込み3,200円前後~

仕方ないので700円位で買ったウイッグにつけかえました。むしろ、こっちの方がまとまっているように思います。

01:恥じらいのフェイスは、とてもかわいいし、どんなウイッグにも合わせれそうな無難さもあるので一番のお勧めです。

耳を少し外側に折ってやると、髪から耳が出てリアルさが出ます。

後姿はこんな感じです。

残念なのは首から下が透明な点ですね。くうヘアー、くうフェイスと来たら、次はくうタイツを出して欲しいですね。エンジェリックドールみたいに、最初から肌色に着色したくうドール5を出すという手もありますが。Gプロジェクトさんに期待しましょう。


製品名 KUU-FACE[くうフェイス] 01. 恥じらい つかこ
販売店
価格 税込み1,300円前後~

製品名 【ノーブランド品】高品質耐熱ウィッグ ショートボブ 黒 +ネットつき
販売店
価格 税込み750円前後~

KUU-FACE[くうフェイス] 02. にっこり ぽよよん_ろっく


02;にっこりを取り付けてみました。

こうして見ると目が非常に大きく、猫娘感が漂います。

目力が強すぎて、おとなしいウイッグじゃ合わない感じですね。このフェイスはあのパッケージのような奇抜なヘアーあってのフェイスのように思います。


製品名 KUU-FACE[くうフェイス] 02. にっこり ぽよよん_ろっく
販売店
価格 税込み1,600円前後~

製品名 【ノーブランド品】高品質耐熱ウィッグ ショートボブ 黒 +ネットつき
販売店
価格 税込み750円前後~

KUU-FACE[くうフェイス] 03. トロ顔 すめらぎ琥珀


口を大きく開けて目がトロンとしてしまっているトロ顔です。

01や04のような無難なフェイスと違って使いどころが難しい、好みが分かれそうなフェイスです。

このフェイス嫌いじゃないんですが、やはりウイッグが地味過ぎて合っていないかなと思いました。


製品名 KUU-FACE[くうフェイス] 03. トロ顔 すめらぎ琥珀
販売店
価格 税込み1,300円前後~

製品名 【ノーブランド品】高品質耐熱ウィッグ ショートボブ 黒 +ネットつき
販売店
価格 税込み750円前後~

KUU-FACE[くうフェイス] 04. ダメッ! うなさか


優等生の美少女に「ダメッ!」と言われたら、思わず「はいっ」って言ってしまいそうな、そんなフェイスです。

訴えかけるような目が魅力的で、色んなウイッグに合いそうですね。

01に次いで、この04も使いやすくお勧めのフェイスです。


製品名 KUU-FACE[くうフェイス] 04. ダメッ! うなさか
販売店
価格 税込み1,300円前後~

製品名 【ノーブランド品】高品質耐熱ウィッグ ショートボブ 黒 +ネットつき
販売店
価格 税込み750円前後~

管理人レビュー

【くうフェイスの魅力】

くうフェイスは紙で出来ているという点で、当初は耐久面や見た目などが心配でしたが、作ってみますと思っていたよりは悪くないかなと思えました。印刷の品質も良くて、生地で出来たマスクのように伸びて、色がかすれたりというのが無いのが利点かなと思います。印刷の綺麗さで言えば、むしろ生地より紙の方が綺麗に思えますね。

また、ペーパークラフトで上手く立体的になるように設計されており、顔も平坦ではなく凹凸がちゃんとあるので、近くで見ても紙のお面を付けているような感じではありませんでした。

また、取り付けに関しても、どの頭部付きエアーダッチでも付けれるように設計されていて、実際くうドール3、ラブボディアキタイプBに取り付けてみましたが、ぴったりとはまりました。インナーマスクもいらないですし、取り付け時間がかからないのは他製品より優れた点だと言えるでしょう。

紙で出来ているので低価格なのも魅力で、過度な期待は出来ませんが、ちゃんと保管しておけば繰り返し使えそうな丈夫さを感じました。

【くうフェイスの問題点】

パーツが4つしかないので、簡単に組み立てられるだろうと思っておりましたが、組み立てが私には難しくて最初の1個目を作るのに、1時間もかかってしまいました。

プラモデルやペーパークラフトなどを組み立てるのが得意な方や、手先の器用な方なら、作る工程も楽しめるのかもしれませんが、私のように苦手な方でしたら、かなり面倒に思える作業を強いられます。

私は顔の鼻筋の部分の折込が難しくて、どうしてもぴったりと織り込めず苦労しました。

また、顔の継ぎ目部分は、気になると言えば気になります。まぁ近くで見ると段々気にならなくなりましたが、見本のように継ぎ目がほとんど見えないように仕上げるのは至難の業だと思います。

個人的には値段と紙で出来ているという事を考えれば、出来は悪くないかなと思いました。それなりの見た目を安価で作れるので、お金をかけずカスタマイズしてみたいという方に向いている製品ですね。

くうドールシリーズ

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