管理人レビュー
久しぶりにTENGAのフリップホール新作が発売されたので取り寄せてみました。フリップホールが登場したのはもう8年も前になるんですね。パカっと半分に割れる構造は、他のホールには無い斬新さで非常に驚いたのを覚えております。デザインもTENGAらしいスタイリッシュさで、他のホールとは一線を画する存在と言った感じです。
注目したいのは新型ケースです。今までのフリップは内部がキツくて挿入しにくいと言う声が多かったように思います。特に全面をケースで覆ってしまったフリップライトなどは、まともに挿入出来ない酷い出来だったので、この辺りをどう改善しているのかを注目したいですね。
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フリップゼロを詳しくチェック |
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スライドアームの使用例 |
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洗浄後に取り外したスライドアームをスタンドに立てて乾かす事ができます。スタンドへの置き方ですが、スライドアームを親指と中指で押さえながらやると引っ掛けやすいです。 |
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スタンドの上に本体を開いた状態で乾かす事も可能です。この状態ですとローションを塗る時にも便利ですね。 |
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フリップゼロの使用感 |
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素材の柔らかさは、かなり柔らかくなったように感じます。透明の素材はさらっとしていてオイルブリードはほとんどなくスベスベですね。匂いも全く気になりませんし、とても上質な素材といった印象です。
ローションは、半分に開いた状態でスタンドに置いてから垂らします。普通はホール入り口からローションを注入するのですが、こう言ったやり方が出来るのはフリップならではの利点でとても便利です。ローションを塗布したら、スライドアームを元通りに戻していよいよ挿入してみます。
入口は約1.4cmくらいで広めにとってあります。今までは入り口側が割れていたのですが、今回は底の部分が入り口になったので割れ目などはありません。入り口側が割れている従来のフリップだとどうしてもローションが漏れやすくなったりする問題があったのですが、新型はしっかりと改善されているように思います。
挿入は少し力を入れればすんなりと入っていきました。フリップ=きついというイメージだったのですが、かなりキツさが改善されていて入れやすくなりましたね。ゆっくりと押し進めると、エッジの効いた内部構造のせいか、しっかりとした刺激が伝わってきます。それと同時に今までのフリップではおよそ感じられなかった、掻き分けるような感触も感じ取れます。
新型ケースはよほど研究したのか、挿入したペニスで膨らむ分の逃げ場が確保されていて、キツキツだった内部が改善されています。ローションも漏れにくくなっているので、ケースに関してはとても良くなりましたね。個人的にはこのケースの構造は素晴らしいと思いました。
ただ、内部構造だけは良くも悪くもTENGAなんですよね。幾何学的で内部構造までもがスタイリッシュに見えるTENGA独特の構造は、8年前から進化の跡が見えません。せっかくマイルドな挿入感や、掻き分け感まで出るよになったケースなのに、内部構造が従来のままなのが残念でなりません。
刺激は正直言ってゴツゴツ感が凄いです。素材が柔らかいので痛さ等はありませんが、まったり派の私には刺激がうるさ過ぎるのです。動かしてみるとゴツゴツと言うか、チクチクと言うかとにかくエッジが効き過ぎなので刺激が大味です。無次元全盛の今の構造からすると、一昔前の古臭い人工的な刺激といった感じが否めません。
バキュームのかかり方は凄いと思います。パッドを押すと瞬時に空気が放出されて一気に吸い付いてきます。しかし内部構造が上に書いた様にエッジを効かせ過ぎなので、バキュームをかけると余計にゴツゴツ感が増幅されてしまいます。まったり派の方は、このホール正直辛いかもしれませんね。
メンテナンス性はさすがと言うか物凄く楽です。半分に割れて洗えるので隅々までチェックしながら洗えますし、スタンドにかけて干しておけるのもフリップならではの利点です。今は価格が非常に高いので、旧フリップくらいの価格まで下がれば、知名度から言っても売れそうな雰囲気はありますね。