A10ピストン　レビュー

【ピストン性能について】

ＡＣ電源を採用したのはありがたいですね。電池だと残量を気にしないといけないですし、何よりパワー不足になりがちです。 今回低速から高速まで動かしてみましたが、さすがＡＣ電源パワー的には申し分なく充分に実用レベルに達していると思います。低速域だと多少止まる場面もありましたが、それは付属のカップホールの口径の問題のように思うので、本体の動きで物足りなく感じる部分はありませんでした。

特にパターンを変えてのピストンは、ちょっと一人エッチでは味わえないような他人にやってもらっている感じが出てたまりません。ゆっくり動いていたかと思えば突如早くなったりと、緩急のつけ方が女性にフェラされているような感じまで味わえました。

本体が大きいように思いますが、低速～中速なら片手でもホールドする事は可能です。さすがにマックス近いと両手でホールドしないと暴れてしまいますが。

ピストンの動きに関しては動画も撮影しましたので合わせてご覧下さい。動画で見ると高速域はめちゃくちゃ暴れていて、ペニスを突っ込むのが恐ろしく感じるかもしれませんが、実際ペニスを挿入して低速から徐々に上げていくとマックスでも思ったほど痛かったりはしませんでした。

【Ｓ-Ｍタイプの専用カップについて】

挿入するだけならそれほどでもないのですが、ピストンさせる事を考えるとちょっと内部が狭いかなと思います。 狭いので私の場合ですが、低速域で若干止まる場面がありました。ただ、付属のホールはＳ-Ｍタイプなので仕方ないのかもしれませんね。もう少し広いとより滑らかにストロークしてくれそうなので、今後発売される広めのタイプに期待したいところです。

内部はヒダ加工ですが、ヒダのジョリジョリという感じはあまり無く特徴的な刺激はありません。ホールの性能というよりもピストンのメリハリで射精感がこみ上げてきました。ホールの出来的には可も無く不可も無くといった感じでしょうか。

【メンテナンス性、カップの再利用は？】

サイトレビューを見ると耐久性が弱いとの報告がありますね。ただ、運が良かったのか分かりませんが私の場合は亀裂や損傷などは一回の使用（小一時間くらい）では見受けられませんでした。

カップの再利用ですが、破損していないのであれば洗う事で数回程度なら利用出来そうです。ＴＥＮＧＡなどのカップホールと再利用性はあまり変わらない感じですね。ただし、ケースとスポンジが接着されているので完全に分解して洗う事は難しいと思います。

ですのでどうしても再利用したいというのなら、入り口から流水で中のぬめりをかき出し、キッチンペーパーなどである程度水分を取ったあと、入り口を下に向けて風通しの良さそうなところで干しておくくらいが良いかなと思います。

〔2012.09.18追記〕

残念ながら３回目の使用で入り口下の露出している部分からさっくりと真っ二つに分かれてしまいました。３回も使えたので運が良かった方だというべきでしょうか。やはりホール部分の耐久性の向上はこれからの課題ですね。せめて１０回以上は繰り返し使える位の耐久度が無いと、満足するユーザーは少ないのではないでしょうか。

【音に関して】

低速～中速域だと個人的にはこの程度の音ならそれほど気なりませんでした。さすがにマックスにすると爆音になってしまうので、家族にばれるような心配のある方はちょっと厳しいかもしれません。私の場合は、高速域より中速以下を使う事が多かったのでマックスでの音量はそこまで気になりませんでした。

低速～中速はドライヤー程度の音量、マックスだと掃除機くらいの音量が出ているように感じます。

【Ａ10ピストンに望むこと】

一番はホールのバリエーションをどんどん増やしてもらいたいことですね。上にも書いたようにもっと滑らかに動くであろう広い口径のホールを早く試してみたいです。本体はしっかりしているので、ホールの品質向上次第ではまだまだ伸びシロがありそうな恐ろしいマシーンです。

細かい点で言いますと、ＡＣ電源のコードが若干短いのでもう少し長いと良かったかなと思いました。床からコードを伸ばすと椅子に座った状態だともう少しコードの長さが欲しかったです。まぁ延長コードで解決出来ますが、出来ればという事であげさせていただきます。

【総評】

個人的には大満足でした。アダルトグッズには見えにくいデザインも良いですね。ホールの口径が狭いので滑らかさは欠きましたが、若干手動ストロークも織り交ぜつつ、最後は電動任せでフィニッシュまでもって行く事が出来ました。自分の力でなく誰かに抜いてもらっているようなこの感覚はたまりませんね。ピストン型の電動でフィニッシュまで持っていけたのはONAMAX以来なので感動ものです。

価格面は本体価格がジャスト１万円前後というのは、この性能なら破格なのではないでしょうか。まだ産声を上げたばかりなので賛否両論ありそうですが、この製品は大切に育てていって電動ピストン型の本命として成長していってもらいたいですね。そういえば大魔王さんのピストン型マシーンも再び構想段階に入られたみたいなので、ますます今後の電動ホール市場から目が離せなくなってきました。